さわちゅう@行政書士

チューター型行政書士 さわちゅう 公式ブログ

みなさん,こんにちは。チューター型行政書士のさわちゅうです。もっと効率的に,合格するための勉強,そのHACKS!(「工夫する」「使いこなす」手法)の一端をここでお見せしたいと思います。業務や法的思考を養う記事,私生活(という名の日記)も書いていきますよー。プロフィールっぽいものはこちら。

2006年03月24日

裁判員制度は??

 ほうが氏と名駅を歩いていたら,白いジャンバーを着た人がティッシュ配りをしていた。この時期,花粉症の人にはありがたいことである。 胸のあたりを良く見ると,何か文字がかいてある…「裁判所」。

 背中には裁判員制度のマーク(↑)がついていた。ティッシュには裁判員制度についていろいろ書いてあった。 平成21年5月から始まるんだよね…。詳しいことは最高裁判所のWEBを見てください。なお, 私はリンクに際して最高裁に電話してませんが…電話しないといけないのですかねぇ。( Matimulog参照)

 それにしても,とても裁判員制度がうまくいくとは思えません。そもそも司法が市民の身近になければならない理由ってのがよく分かりません。そして, 裁判員制度は刑事事件ですから,裁判官と裁判員との量刑感覚の差も気になります。

 殺人事件を素材とし、39の量刑ポイントについて意見を聞いたところ、多くは傾向が一致したが、はっきり分かれたのは少年事件。 裁判官は「成人より刑を軽くする」が90%を超え「重く」はゼロだったが、市民は約半数が「どちらでもない」を、25・4%もの人が 「重く」を選択した。将来の更生のため刑を軽くするなどの配慮がある少年法を前提とした「裁判官の常識」 が通用しないことが浮き彫りになった。(共同通信)

 私の経験からすると,模擬裁判(刑事)をやっているときに傍聴人(一般市民&法学部生)に量刑を聞くと大きな差が出る。 殺人罪を素材としているのが模擬裁判の常である(?)が,法学部生が懲役5年, 3年もしくは殺人罪としては無罪→傷害致死罪への切り替えなどを主張するに対し,一般市民は無期懲役,懲役20年,15年,10年と…。 かなり感覚の差がありそうだ。

 法学部生がそのような判断をする原因は裁判例の積み重ねを知っているからだろう。裁判員制度では裁判官が類似の事件を持ち出して, その上で量刑を裁判員に判断してもらうということもするようであるが…。馬鹿にするわけではないが,一般市民が自己の感覚を離れ, 感情的にならず,量刑を判断できるかは難しいと思われる。結局その辺の調整に時間がかかって… 今よりも刑事事件が長引いたらそれこそ本末転倒。

 ま,迅速な刑事裁判が本当にいいことなのか,ということについては疑問が残ることではありますけど。

 また,裁判員の身分保証もまだまだ十分とはいえない。裁判員を拒否できる事案というのもまだまだ不透明。 介護や育児は拒否事由になりうるのか。守秘義務はきちんと守られるのか。死刑判決を出した後の精神面のケアはあるのか。 被告人やその関係者に恨まれ,お礼参りに来られたらどうするのか…何にせよこれからが裁判員制度の正念場であろう。

 なんにせよ,私は裁判員の参加する刑事裁判に関する法律第15条の4・ 5・8・15・16の各号いずれかに該当する予定(?)なので裁判員になることはないだろう。(というかそうなって欲しいな…。)

posted by さわちゅう at 12:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
名古屋大学駅でもティッシュ配って欲しいなw
Posted by ほうが at 2006年03月24日 15:35
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著者:さわちゅう 行政書士・個人情報保護士 (司法書士受験生)
    合格支援チューター 遺言ソムリエ 必殺!起業請負人

1985年12月9日(雅子様やケロロ軍曹と同じ日),愛知県岡崎市に生まれる。以降,3歳のときから現在の自宅の場所にすむ。 全校生徒324人(当時)の小学校に通い,超進学校である中学(と同じ名前の公立中学)に通う。現在でも趣味の水泳のおかげで, 県立岡崎北高校に入学。入試の際には自身の誕生日が『障害者の日』であることを踏まえて乗り切った。以降, これがライフワークとなりつつある。

全国模試で全国5位(現役生3位)を獲得するものの,センター試験本番でこける。が,満センター併用型試験で, (実はまったく検討していなかった)南山大学法学部にすべりこみ入学。このときの経験から,受験生には自分の夢, 志望校合格を必ずしてもらいたい,そのサポートをしたい!と自分の使命を感じる。

大学入学とともに,大手予備校にてチューターとして,受験指導開始。その後,ミクシィを使ったサポート等も開始する。 受験指導の合間,受験に関する記事等も各種受験雑誌の依頼で執筆する。【人間の尊厳のために(Hominis Dignitati) という建学モットーに深く感銘を受ける。そこで,学生入試広報として,南山大学の広報活動に従事。

大学3年次より,東海地区大手の司法書士・土地家屋調査士・行政書士事務所にて補助者生活を開始。2008年3月, 大学卒業とともに大手予備校も退社。2009年1月行政書士試験合格。2009年6月15日,行政書士事務所を開設。事務所名は。 【人間の尊厳のために(Hominis Dignitati)】から名づけた。2009年10月, 行政書士受験生のためのサポートコンテンツ,【戦国マインド塾】開始予定。